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REPORT

請願6号および陳情114号の願意に対する賛成討論  島田拓

請願6号および陳情114号の願意に対する賛成討論

2026年3月13日

日本共産党練馬区疑団 島田拓

 

 日本共産党練馬区議団を代表して、請願第6号および陳情第114号の願意に賛成する立場から討論を行います。

 請願第6号は、大泉第二中学校にかかる都市計画道路135号線および232号線を優先整備路線に指定しないことを求めるものです。陳情第114号は、これらの路線をはじめとする住民合意が得られていない路線について優先整備路線に指定しないこと、あわせて気候危機対策の観点も含め、その必要性を十分に検証し、検討過程を公開するよう求めるものです。

 そもそも、大泉第二中学校にかかる2本の都市計画道路については、この間、見直しを求める陳情や請願が繰り返し提出されてきました。令和6年12月に提出された『大泉第二中学校の「取組方針」(素案)の撤回を求める請願』では、3000筆を超える署名が提出され、整備推進の陳情に添えられた200筆と比べても10倍以上の数となっています。今回の請願にも、短期間で276筆の署名が寄せられました。

 これは、学芸大通りなど既存道路の危険性が放置される一方で、学校を分断してでも道路整備を優先しようとする区の姿勢に多くの住民が強い憤りを感じているからではないでしょうか。こうした区民の声を、区は重く受け止めるべきです。

 区はこれまで、延焼遮断帯の形成や消防活動困難地域の解消といった防災面のメリットを強調し、都市計画道路の整備を正当化してきました。しかし延焼遮断帯は、仮に都市計画道路が整備されたとしても、すぐにその機能を発揮できるものではありません。沿道30メートルの範囲で建物の不燃化を進める必要があり、そのためには都市計画の変更や耐火建築物の建設が求められます。これは区民にとって大きな負担であり、十分な合意がない中では、実現までに長い時間を要することになります。

 また都市計画道路を優先するあまり、危険な現道が放置されてしまうことも問題です。とりわけ学芸大通りはバスの往来が頻繁で危険性が高く、部分的な改善であっても大きな効果が期待できます。しかし区は、都市計画道路の整備と同時並行で学芸大通りを生活幹線道路として整備することを拒否しています。大二中の取組方針によれば、少なくとも今後10年間は改善が行われないことになり、これほど長期間、危険な状況を放置してよいのでしょうか。

 年度ごとに多少の増減はあるものの、来年度の生活幹線道路整備の予算は都市計画道路の予算の4分の1以下となっています。また、この間の区の答弁で、生活幹線道路の整備完了には100年以上かかるとされており、都市計画道路を優先する施策が、危険な現道の改善が進まない状況を生んでいるのではないでしょうか。

 さらに、135号線や156号線の整備により大泉学園駅周辺で、また172号線の延伸や133号線の整備により練馬春日町駅周辺で、車両の流入が増加し、渋滞が悪化する可能性も否定できません。多くの路線は現道のない路線であり、区民は立ち退きを迫られ、農地や憩いの森も失われかねません。大泉第二中学校も分断され、避難所としての機能や教育環境が大きく後退するおそれがあります。

 このように区民生活に大きな影響を及ぼす都市計画道路の整備については、多くの路線が都市計画決定から数十年を経ており、社会情勢が大きく変化する中で、その是非も含めて検証する必要があります。ところが、第5次優先整備路線の検証にあたっては、基礎データとなる最新の交通量調査すら実施されていません。

 なぜこの路線が必要なのかという議論の過程も明らかにされないまま、物流ネットワークの形成や延焼遮断機能の向上など、どの路線でも当てはまる10項目の検証指標によって優先整備路線が選定されてしまいました。

 地域コミュニティや農地・樹林への影響、代替機能の有無、住民合意、実現可能性などの観点から、その是非やまちのあり方について区民とともに考えていく区政への転換が必要であり、住民合意のない都市計画道路整備の見直しを求め、日本共産党練馬区議団を代表して賛成討論といたします。

 

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