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議会報告
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請願第2号、第3号の願意に賛成し、陳情第98号の願意に反対する討論

請願第2号、第3号の願意に賛成し、陳情第98号の願意に反対する討論

2025年3月14日

日本共産党練馬区議団

 島田 拓

 日本共産党練馬区議団を代表して、請願第2号大泉第二中学校の取組方針素案の撤回を求めることについて、請願第3号大泉第二中学校の大きな校庭と桜の木を残すことを求めることについての願意に賛成し、陳情第98号大泉第二中学校の教育環境向上と地域まちづくりの推進の両立を求めることについての願意に反対の立場から討論を行います。

 区が2本の都市計画道路の整備を推進する根拠の一つは、消防活動困難区域が3割解消できるというものです。しかし、ここには今後、生活幹線道路として拡幅されるロードふじみと主要区道42号が考慮されていません。この二つの道路が拡幅されれば、そこから140mの範囲で消防活動困難区域が解消されることになります。ところが、拡幅によってどれほど解消されるのかすら、区は把握していません。

 仮に生活幹線道路が整備されても、学芸大通りと主要区道42号に挟まれた中心部分は、消防活動困難区域として残されることが問題であると区は主張しています。もしそうだとすると、都市計画道路が計画されていない他の消防活動困難区域はどうなるのでしょうか。都市計画道路ありきではなく、感震ブレーカーの普及や耐震化など、火災を発生させない対策の強化にこそ力を注ぐべきです。

 区が示す二つ目の根拠は、生活道路への車両の流入を抑制し、混雑の緩和と安全性の確保図るというものです。ところが区は、その基礎的データである周辺道路の交通量調査すら実施しようとしません。もし135号線が延伸され、さらに大泉街道156号線が延伸されれば、流入車両が増加し、いまでも滞留気味の交差点がさらに混雑する可能性すらあります。しかも学芸大通りとロードふじみの危険性は解消されません。

 教育環境についても、有識者委員会に提出された大二中を再整備した場合の建物各階の平面図の案を見ると、職員室や保健室が西側敷地の2階に設置されるとされています。文科省が示した中学校施設整備指針では、職員室は、「屋外運動場やアプローチ部分などの見渡しがよく、校内各所への移動に便利な位置に計画することが重要である」とされていますが、職員室から運動場を目視することはできません。区は、防犯カメラを設置するとしていますが、職員が防犯カメラを常時監視していることは難しく、何かあった場合にすぐに気づき、対応することができるのでしょうか。

指針では、保健室も屋外でケガなどをした場合を考慮し、「生徒等が屋外から直接出入りできる出入口を設ける」ことを求めていますが、2階にあるため、こうしたこともできません。

 請願第3号では校内の桜を守ることを求めています。現在、校内にある桜はほとんどが、腐朽空洞率が、伐採の基準である50%に達していないものの、空洞率が高く、特に弱い桜であることを考慮すれば移植は非常に厳しいと言わざるを得ません。現在のままであれば生き続けることができるのに、都市計画道路の整備によって事実上、伐採を余儀なくされてしまうのです。

私たちは今回の取組方針素案について、パブコメを実施すべきと求めてきました。それに対して区は、まずは学区域の子どもたちや地域から意見を聴くと言って、実施を拒んできました。今回示された子どもアンケートでは、「新しくなる大泉第二中学校についてどう思いますか」との選択肢として、「とてもよい」「まあまあよい」「普通」「あまりよくない」「その他」となっています。「とてもよくない」との選択肢が排除されたうえ、分からないといった意見の選択肢がなく、結局、普通という選択肢を選ばざるを得ない子どもたちも多かったのではないでしょうか。回答率もわずか3.6%にとどまっていて、これでは子どもたちの気持ちを正確につかんでいると言えません。

 今回、計画の推進を求める陳情が226筆だったのに対して、撤回を求める請願は3365筆と14倍も多い数となりました。委員会の質疑では、数だけで判断できないとの声が出されていましたが、撤回の請願にこれだけ賛同が寄せられたことを考えれば、少なくとも合意形成が図れていないことは明らかです。こうした中で、取り組み方針を決定するべきではなく、抜本的に見直すよう求め、請願第2号、第3号に賛成し、陳情第98号に反対する討論といたします。

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