請願第1号 石神井公園駅南口西地区市街地再開発ビルの風害対策を求めることに対する賛成討論
2025年3月14日
日本共産党練馬区議団
島田 拓
日本共産党練馬区議団を代表して、請願第1号石神井公園駅南口西地区市街地再開発ビルの風害対策を求めることの願意に賛成の立場から討論を行います。
この陳情は、石神井公園駅南口西地区再開発事業に伴って発生するビル風対策を講じるよう求めるとともに、風洞実験を行って、より詳細な調査を行うことを求めるものです。
現時点でも石神井公園駅は、駅周辺の開発により強風が吹きつける場所となっていて、もし再開発ビルが建設をされれば、高さ99mの大きな壁ができることとなり、強風がさらに拡大することが懸念されています。
都は商業地域で100m以上の建物に、風洞実験を義務づけていますが、今回の建物はほぼ100mであるにもかかわらず。若干高さが届いておらず、対象外になっています。これ自体、意図的だと感じますが、他区では、高さ60m以上であれば、風洞実験を義務づけている自治体もあります。これはシュミレーションだけでなく、風洞実験を行うことの効果を認めているからに他なりません。
とくに今回の再開発ビルは、駅前であり、多くの区民が利用する場所です。さらに建物には区民事務所や福祉事務所、乳幼児一時預かりなどの区立施設が入ることになっており、こうしたことを考えれば、より慎重で詳細な分析が求められています。
陳情にも述べられている通り、実際に近隣では、ランク2であっても、強い風によって電動自転車が押し倒されるような強風が吹いています。今回の開発を機にこうした強風が拡大することは許されません。
再開発組合は樹木によってランク3の強風をランク2に緩和するとしています。しかし、その効果は不透明であり、こうした環境は、樹木にとっても決して好ましい環境とは言えません。樹木を痛めつけ、それが強風を緩和する効果を奪う悪循環につながってしまいます。
今回の再開発ビルに合わせて石神井公園駅南口西地区は都市計画が変更され、同じようなビルを建設できるようになってしまいました。これにより今後、同様のビルが建設されれば新たな風害が発生する危険性があります。また上石神井駅周辺でも再開発が検討されており、今後、他の地域に波及する可能性すらあります。
区としても、区民の安全と良好な住環境を確保するために、100m以下の高層建築物についても、風洞実験を義務づけるとともに、実効ある風害対策を事業者に取らせるための制度を構築すべきであって、そのために今陳情を採択することには大きな意義があると考えます。
以上の理由から、請願第1号を採択すべきと申し上げ、討論といたします。