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日本共産党練馬区議団

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議会報告
REPORT

陳情第53号「サンライフ練馬の存続を求めることについて」賛成討論 【のむら 説】

 日本共産党練馬区議団を代表して陳情第53号「サンライフ練馬の存続を求める」の願意に賛成の立場から討論を行います。

 まず、「練馬区公共施設等総合管理計画」にかかげるサンライフの廃止計画を撤回することという陳情趣旨ですが、サンライフは高齢者をはじめとする幅広い世代が年間13万人、500以上の団体が利用し、自主的な健康増進や心身機能の維持・向上、教育研修などに積極的に活用されている区民にとってかけがえのない公共施設です。

 体育室は76団体が登録しており、とりわけフットサルやバレーボール、太極拳などで体育室を利用する方々からは、適切な代替施設も用意されていないことから「天井の高い屋内施設は近隣になく、これからどこに行けばいいのか」と途方に暮れています。 

 何十年も地域コミュニティーに根差し、区民の憩いの場でありつづけ、文化・健康増進の機能としてどれほどの貢献をサンライフがしてきたのかを区はしっかり認識すべきです。そして、サンライフを残してほしいという利用者の思いに心を寄せるべきです。

 練馬区は国による強引な公共施設の統廃合計画に振り回されることなく、地方自治の本旨に立ち返り、住民参加でまちづくり計画をすすめることが肝要であり、区民から愛される公共施設を安易に廃止・統廃合するべきではありません。

 陳情要旨の2つ目は、ひきつづき現在の利用者はじめ幅広い年代の区民がサンライフを利用できるようにと求めています。区は、「サンライフ練馬は施設の設置目的と利用実態が必ずしも一致しておらず、勤労者福祉施設としての機能が低下している」と説明してきました。たしかに、トレーニング室や会議室等は勤労者だけでなく、高齢者を中心に幅広い年代に利用されています。

 しかし、区民にとってかけがえのない公共施設であるならば現在の利用実態に設置目的のほうこそ合わせるべきで、中高年齢者に限らず、だれもが遠慮なく使える施設へと位置づけなおすべきではないでしょうか。 

 ちなみに勤労福祉会館もサンライフと同様に設置目的と利用実態が一致していないということですが、こっちは大規模改修したうえ残すことを決めているのではないでしょうか。

 多くの区民が「なぜサンライフが美術館改築の犠牲にされなければならないのか」との疑問を持っています。

 サンライフにはサンライフの役割と機能があり、これまでおおくの恩恵を受けてきた利用者にとってサンライフの価値は計り知れません。それが美術館の改築で廃止されるなどとんだとばっちりです。行政機関であるなら、どんな施設の利用者のことも平等に大切にすべきです。このことを訴え、日本共産党練馬区議団を代表しての陳情第53号の願意に賛成の討論といたします。

 

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