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大阪・関西万博を修学旅行の行き先とすることを 見直すように求める緊急要望書を定出しました。

三浦教育長に申し入れる、日本共産党とや英津子都議、日本共産党練馬区議団と坂尻まさゆき前練馬区議

 

2025年4月30日

練馬区教育委員会

教育長 三浦 康彰 様

 

大阪・関西万博を修学旅行の行き先とすることを見直すように求める緊急要望書

 

日本共産党 とや英津子都議事務所

日本共産党練馬区議団

 

 4月13日に開幕した大阪・関西万博ではガス爆発の危険など、安全対策の不備が繰り返し指摘されています。 

 会場の人工島・夢洲の建設現場で起きた昨年3月のメタンガス爆発事故により、廃棄物最終処分場で開催する危険性が改めて浮き彫りとなりました。  

加えて4月4日〜6日のテストラン(リハーサル)において、4日に工事中のパビリオン内で火災事故が起き、消防車16台が駆けつける事態となりました。 

6日には会場内で、着火すれば爆発の危険がある下限濃度(5vol%)を超えるメタンガスが検知され、災害対応がなされました。来場者が利用するトイレ付近であり、大変危険な状況でした。

 また、万博会場は周囲を海に囲まれた埋立地であり、大規模災害時には最悪の場合、15万人が三日間以上孤立すると万博協会自身が想定しています。加えて入場等での大混雑も問題であり、上記のテストランでは入場ゲート前に最長1時間半待ちの行列ができ、夢洲駅の構内に人が滞留する場面が見られました。

 他にも中学生の昼食場所の確保や熱中症対応、雨天時の対応の困難さが指摘されています。こうした事情から学校単位の参加に不安や懸念が広がり、不参加校が相次いでいます。

 練馬区立中学校の今年度の修学旅行においては、5校の中学校が大阪・関西万博を行程に入れていますが、修学旅行は「教育の一環」です。学校の安全配慮義務が果たせない恐れがある以上、同万博を修学旅行の行き先とすることには非常に懸念があります。以上のことから、下記について強く要求します。

 

  1. 大阪・関西万博を修学旅行の行き先として決定している中学校に対し、生徒の安全確保最優先の観点から見直しを求めること。
  2. 大阪・関西万博を修学旅行の行き先から変更することが困難な場合でも、学校の安全配慮義務を果たせるように万全の対策を取ること。同時に、引率する教員の負担軽減の対策を取ること。
  3. 安全性等への不安から修学旅行を欠席したり、万博会場へ行かなかったりする生徒が出た場合、その生徒の学校生活、進学時の調査書等で不利益が生じないようにすること。

 

以上

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