第3回定例会で天皇即位に関する祝意の決議「賀詞決議」が出されました。
私たち日本共産党練馬区議団が、この決議にあたって賛成とした理由について、述べさせていただきます。
私たちは2004年に党綱領を改訂し、天皇条項を含め、日本国憲法のすべての条項を厳格に守ることを表明いたしました。
これは天皇の制度が戦前と戦後で大きく変わっていることや日本国憲法において主権が国民にあることが明確であることに加えて、憲法の4条にある天皇の権能について、国政に関する権能を有しないと明確に述べられているからです。
その上で、練馬区議会における賀詞決議案について、この憲法の立場から慎重に検討いたしました。
その結果、憲法上の制度である天皇の制度について、即位や慶事、弔事などの際には儀礼的な敬意をもって対応することはありうると考えます。
同時に憲法の国民主権の精神に照らして、天皇を過度に賛美することや、また強制することはあってはなりません。
この点で、今回示された賀詞決議案は、全体として憲法に合致していると考えます。