6月2日、公明党のうすい民男議員が一般質問において「共産党ののぼりを立てて安保法制反対署名をしている団体が小学生2名に署名を強要した」という事実無根の内容を含んだ反共攻撃を行いました。
⇒誹謗中傷の内容については団ニュース6月号をご覧ください。
本来、行政の姿勢をただす場である一般質問で共産党を非難した行為は議会ルールに違反するものです。
翌日、とや英津子議員が一般質問に立ち、うすい民男議員の発言に対し「事実無根のものも含まれている」として発言の撤回を求めました。その直後、うすい議員が突然発言を求め、自身の発言は「まったくの事実」であるとして、とや議員の発言取消を求める動議を行いました。
これを受け、かしわざき議長は議事進行を求める他の動議を無視して採決を強行し、自民・公明の議員による賛成起立で成立させてしまいました。
今回のこの一連の流れには議会運営上、2つの大きな問題があります。
1つは「事実無根の発言がある」と「まったくの事実」という2つの意見が出ている時にその事実関係を調べもせず、「まったく事実」という一方の意見だけを取上げ、強行に採決したこと。
2つめは、2名から動議が出されていたにもかかわらず、無視したことです。これは議員の発言権を奪うものであり、議会制民主主義を踏みにじるものです。
以上の理由から、日本共産党練馬区議団は生活者ネットワーク、市民の声ねりま、オンブズマン練馬、市民ふくしフォーラムとともに「うすい議員の動議の撤回、取り消しを含む議事のやり直しを求めた申し入れ書」をかしわざき議長に提出しました。